1948-11-20 第3回国会 衆議院 議院運営委員会 第21号
○東委員 今の懲罰の程度の問題、これは非常に結構と思います。私も賛成ですが、そこで取消しのことです。これについて成重君の発言は非常にいいと思うので、ただ議長が不穏当と認めて、速記録を取消したということだけでは徹底せぬ。ですからああいう場合には、ただいまの発言の中のこの箇條は不穏当と認めるから、議長において取消しますということを、議長が議場で宣明されれば、おそらく何でもかんでも懲罰々々という動議は起らぬと
○東委員 今の懲罰の程度の問題、これは非常に結構と思います。私も賛成ですが、そこで取消しのことです。これについて成重君の発言は非常にいいと思うので、ただ議長が不穏当と認めて、速記録を取消したということだけでは徹底せぬ。ですからああいう場合には、ただいまの発言の中のこの箇條は不穏当と認めるから、議長において取消しますということを、議長が議場で宣明されれば、おそらく何でもかんでも懲罰々々という動議は起らぬと
○東委員 今までもばかとか、恥を知れというような言葉の下品なのを、よく不穏当ということの対象にしたが、言葉の本質についてあまり議会でやかましく言わぬようだけれども、むしろ私はその方に注意をしなければならぬのではないかと思うのです。保守反動であるとか、極右などという言葉は、ポツダム宣言において許すことのできない重大な言葉でありますから、それをただ取消しましただけでは済まぬと私は思うのです。ですからこの
○東委員 速記録から除かれるということは結構ですけれども、どういう形式で取除かれるのですか。北村君が発言されて、不穏当だつたから取消しますと言明されるのか。ただやみからやみに速記録から文字を取除くということですか。
○東委員 極右といえば軍國主義か、帝國主義か、今日はポツダム宣言において禁止せられておる。そういう禁止されておるものの存在ということにおいて、われわれが認められることは、ポツダム宣言違反になるから、たいへん重大な問題になる。極左のことはポツダム宣言において認められておるからいいが、極右は認められておらぬ。
○東委員 この式辞を私聽いていて、いつも形が同じだ。一体第三國会に臨んで、第三國会という意味がどこに含まれておるか。毎日同じことを繰返しておるのであつて、第三國会の開会式にあたつてという意義が、少しも現われておらぬと思うのですが、それでいいのですかどうですか。
○東委員 議事進行について。出席者が非常に少いようですが、私どもは定足数が何とかいうことはやかましく言いませんけれども、こう少いのでは審議にならぬと思うのです。相当数集まるまで、暫時休憩されるように希望します。
○東委員 あなたもそういうことは百も御承知で、それ以上のことはあなたもお話できぬだろうと思いますから。これはおのずから常識で御判断願うことにいたしまして、軍公利拂の問題について、一点総理大臣にお伺いしたいと思うのであります。今度の軍公利拂の問題につきましては、われわれの同僚からも、これが金融界や財界に及ぼす影響等について、專門的な質問もありましたが、私はそういう問題を離れて、政治問題として一つあなたに
○東委員 私は、予算のことを今あなたに申し上げたわけではない。予算のことは別に議論をするつもりです。現実の問題として、議会政治というものは政党政治であり、政党の頭数がそろわなければ、あなたの地位はないのです。昔は天子樣が任命なさつたから、議会の数なんか大したことではなかつたかもしれないけれども、それでも議会の数が左右した。今日は、われわれ國会があなたの地位をきめる。あなたの地位は明らかにもう全然なくなつておる
○東委員 私は軍公利拂のことと、財政整理について、簡單な質問をいたしたいのでありますが、その前に今日の政局の問題について一應伺つておかないと、われわれは予算の審議についてこれに関連することで、政局というものは実に重大な前提にあると思いますので、ぜひ総理大臣に所見を伺つておかなければならないと思うのであります。政局不安と申しますが、実に内閣の危かしい状態は、これ以上はなはだしいことはないと思うのであります
○東委員 これは私言葉じりを決してとらえるわけではありません。総理大臣は、民自党は保守反動だということは言わぬとおつしやるけれども、それは聽く者が皆、言葉はどういうあやの使い方をなさるか知りませんが、少くとも現在の政界において野党というものは民自党が代表しておる。その野党に向つて、保守反動だという言葉を使えば、これは民自党を指しておることは明瞭である。これに対して、あなたがそういう言葉を使うとか使わぬということは
○東委員 今原君が極右極左ということを言いましたが、総理大臣は地方へ遊説されると、私どもこれは明らかに耳にし、新聞にも出ておりますが、民自党は保守反動の政党だ、こうういことを明確に言つておられる。そこで保守反動ということの意義を、御説明願いたいと思います。
○東委員 ただいま上林山君の文部大臣に対する質疑で、貧弱町村は金がないために設備ができないで困る現状にあるときに、政府は何かこれに手を伸ばす意思はないかということに対して、文部大臣は率直に、結論として私の判断するところによりますと、そういう意思はない。貧弱町村でもとにかく六・三制の制度だけはぜひ実施してもらわなければならぬ、ただしそれは二部制であらうと、また校舎がバラツクであらうと、内容はどうあらうとかまわぬのだ
○東委員 この間の総理大臣の施政演説の中に、外資の導入をするについて、今日までの幾多の障害を除去して、日本は受入態勢を整えなけいうことを、総理は強調されておるわけでありますが、外資導入にいろいろ障害となつておるということをあげられておりますが、総理はこの点について、今日まで、外資導入の障害となつておるおもなる点を、われわれの前にお示し願いた
○東委員 どうもはなはだ私どもには、ただいまの総理の御説明が納得できないのでありますが、しかしこれは連立内閣の内部事情で、いろいろ苦しいこともおありでありましようから、ことさらそのことをこれ以上追究はいたしませんが、ここにもう一点お伺いしておきたいことは、先ほど西村君に対して総理は、改正か改惡かわかりませんが、いどくる意思はあるような、ないような、その点についてきわめて明瞭を欠いておりますが、しばらくは
○東委員 簡單に一、二お伺いいたしたいと思いますが、ただいま同僚の西村君の御質問に対して、総理の労働法の問題についての御説明の意味が、私にはよくはつきりいたしませんでしたけれども、この内閣は労働法は改惡せぬのであるという言葉をよくお使いになるのでありますが、改惡というのは一体どういうことを意味するのでありますか、日本に國会始まつて以來、改惡法案というものは出たことはありませんが、どういう意味で、またどういう
○東委員 この請願の要旨は、石川縣繊維業界は、連合軍司令部の好意による輸出向生糸の放出を賜わり、一刻も早くこの製織完納の重大使命を達成せんと、生産に一路邁進いたしております。しかるところ前途には種々の障害が横たわつており、なかんずく窮迫せる電力事情は、生産に致命的打撃を與え、生産意欲もまた連合軍司令部、政府の強き要望も空しく、指定納期までに製織を完了することはとうてい望み得ないような状態になつています
○東委員 これはそう御心配なさらぬでもいい問題じやないかと私は思いますが、いずれ席を改めて伺うことにします。しかし經濟集中排除法には、平和的かつ民主的な國家を再建するために云々ということが書いてあります。電力管理法というのは何も軍國的にやつたというわけじやありませんが、しかしそのときの立法の精神には、多分にそういう點も含まれておつたような感じもするので、私はその點からも當然ここでひつかかつてきやしないかと
○東委員 今度の經濟集中排除法の内容を、私實はまだよくわかりませんのですが、當然これはかからなければならぬと思います。もちろん私それを希望して言うのでありませんけれども、これは國家管理でありますから、國營事業に違いありませんが、しかし民間の資本がはいつているわけです。食糧營團が今度のその意味において、これは食糧公團にしなければならないというようなことまで言われておるのですが、そういう點から言うと、當然
○東委員 ちよつとこの機會にお伺いしたいんですが、經濟集中排除法と電氣事業の關係であります。經濟集中排除法によつて電氣事業は何らか異動を生じないかどうか、この御見解を伺いたいのであります。
○東委員 和田長官のただいまの御説明は、決して惡口を言うわけではありませんが、私どもそういう御答辯は、ただその場を逃げるような答辯であるような氣がするのでありまして、はなはだ意に滿たぬのであります。この經濟緊急對策要綱の中にこれをお入れにならなかつたということは、今の御説明でははなはだあいまいで、動力の關係で石炭の方に關連しているからというようなことをおつしやつたようでありましたが、石炭であり、石炭
○東委員 安定長官が初めてお見えになつたものですから、少し緒論的なことを伺うのですが、まず簡單に二三點だけ伺いたいと思います。第一にこれはたしか本會議でどなたか質問されたかとも思いまして、あるいは重複するかもしれませんが、現内閣の經濟緊急對策要綱に電力に關する事項を加えてないのは、いかなる理由であるか、これを伺いたい。 第二に、電力の百年の大計のことは別といたしまして、この問題をこの間水谷商工大臣
○東委員 昭和二十二度下半期總合家庭燃料確保對策要綱というものを、われわれに配付して、いただきたい。
○東委員 今の大臣の御答辯を伺つておると、非常に心配されておることはよくわかるのでありますけれども、要するに現在においてできる程度の仕事というものは限られておるのである。從つてどうも思う存分に仕事が運べないのだというお話でありますが、しかしこれはやはり大臣の熱意いかんによつてある程度まで解決できるのではないかと思うのであります。電力は今さら理窟を言うまでもなく、これは一番基本のことなのでありますから
○東委員 時間がありませんから、ごく簡單に大臣にお伺いしたい。先ほど櫻内君から經濟復興會議で二千萬キロワツトの電力開發の計畫があるが、政府はそれにむろん反對ではないけれども、今必ずしもそれを公面的にきめて、どうこうという考えはないというお話でありました。その十箇年計畫とか、二十箇年計畫とかいう遠大なことはとにかくといたしまして、來年、再來年、この差迫つた危局に處して、電力に對する政府の所見を伺いたいのであります
○東委員 議論をするわけではありませんけれども、候補者の公認の基準ということになりますと、これは各政黨によつておのおの立場を異にし、またそのときの事情によつて違うのであろうと思いますが、いやしくも國會議員というものには、そこらあたりにいるだれでもひつばつてくるわけのものではありませんで、おのずからその地方ににおけるやはり相當の知名の士なり、相當の識見あり、相當の人物であるに相違ないのであります。まして
○東委員 ただいま政黨の公認についてのお話でありますが、私どももやはり政黨の公認ということは、これはむろんいろいろな弊害が伴うことは認めるのでありますけれども、しかし大局的には、やはりこれは公認をしなければならぬものと思うのであります。いろいろ今御議論がありまして、希望する者、われと思わん者は誰でも立候補すればいいじやないかというお話でありますけれども、しかしこれは實際問題としては、たとえば一選擧區
○東委員 この第一次の計畫は、この頃の事情ですから、なかなか期待通りにまいらないであろうと思いますが、いつ頃までにこれを完成なさる御計畫でありますか。それから第二次計畫については何か案ができておるのですか。私ども北陸人として、何とか北陸の方を早く開發してもらわなければ、どうにもあの汽車に乗るたびに息が詰るような思いがするのですが、何かその邊のことについて當局に案があるかどうか。地方の問題ではなはだ恐縮
○東委員 私ちよつと地方的なことでお伺いをして恐入りますけれども、鐵道電化のサービスという點について、われわれは今旅客の立場から非常に關心をもつのです。今御計畫になつておる線は、私どもむろんわかりますが、私ども旅客の立場からトンネルが實にやつかいでありまして、このトンネルの多い所は一日も早く電化してもらいたいという感じがするのですが、親不知はこの計畫の中にはいらぬのでありますか。何か御計畫があるのでありますか
○東委員 今その社會主義の思想とか、資本主義の思想とかいうような言葉を明示することは、私も實は、はつきり自分の考え方がまとまりませんけれども、大體やはりそういうことによつてやらなければならないものじやないかというのであります。
○東委員 それはたとえば社會黨が、戰爭前までは實に微々たるものでありましたが、それが今日の大をなしている所以のものは、そこにやはり立派な思想として、いまだかつて日本の政界に進出しなかつたところのものがあつたから、今日の大をなしているのでありまして、私は大政黨に統合するとかいうようなことを言うのではありませんが、とにかく政治を行うにつきましての根本の思想の流れというものが、おそらく考えられると思うのでありまして
○東委員 ただいまの、今の社會情勢がいろいろな思想感情にわかれておるので、いろいろな黨派がわかれておるのはやむを得ぬというお考えは、私どもも必ずしもそれを否定するわけではありませんが、しかしそういう状態ならば、私はかえつて政黨法というものによつて、政黨が小黨分立しないで、なるべくならばまとまつていけるような仕組に助長させるようなことを考えることが必要でありはせぬかと思うのであります。私どもは二大政黨
○東委員 皆さんの御意見にはむろん反對ではありませんが、各黨でそれぞれ案をもち寄ることは、むろん當然結構なことと思います。われわれは實はここで委員に選ばれましたけれども、政黨法というものは何もわからぬ。そこでここにある政黨法案は、どなたが立案されたか知りませんけれども、一遍この案を立案された方面のどなたかにおいで願つて、この案の説明をわれわれに聽かせてもらいたい。そうして政黨法というものに對する概念
○東舜英君 自由討議のあり方について、先輩同僚の各位より、だんだんの御意見の御陳述がありまして、大体盡きておるように思いますけれども、一言蛇足を添えさしていただきたいと思うのであります。 先般、本議場において、國会最初の自由討議なるものが行われまして、各党の有力なる諸君より、政府に対して活発なる質問を展開されたことは、すこぶる有意義であつたと思いますが、自由討議なるものの本質に鑑みまして、先般の議場